まず、木の板に器の輪郭となるラインを描きます
楕円はフリーハンドではうまくかける気がしなかったので、型紙を作りました
写真のものは22×17センチ、20×14センチのものです
売られている木の器で、楕円のものってあんまりありません
それは、木工旋盤というものを使って木材を回転させて削る方法が多いため、
楕円は作れないのです
せっかく手で作るんだし、手でしか作れない楕円の器を作ろう!っと前から思っていて
今回の記事でやっとお披露目です!
丸ノミと彫刻刀を使って、最初は勢いよくバキバキごりごりと、最後はバランスに気を付けながらカリカリと
最初に丸く切ってしまうよりも、四角いままのほうが削りやすい気がします。
内側を掘り終えてから丸くカット
次は側面です
ひっくり返してもう一度型紙をあて、底になる部分にラインを引いておきましょう
このドーナツ型の型紙作戦、即興で思いついたにしてはなかなかうまい具合です
側面は切り出しナイフや平ノミ、手鉋などで削りました
スプーンと違って、削るときにギュッと握れる部分がないし、内側よりも側面の方が難しいな
この段階でかなり完成に近づいていますが、
ここからが
地獄の、根気の作業です
ひたすらサンドペーパーで磨いていきます
コツはペーパーをケチらないこと!
やっと、やっとここまで来た!
あとはこれに仕上げのオイルをたっぷり塗りこんで、一晩乾燥させて完成です!
というわけで先日、何度かお世話になっている木材屋さんに、完成報告に行ってきました
すると、お店は今月末の展示即売会の準備真っ最中の様子
便乗してぼくの器も展示してみました!(※売りはしませんよ)
右が記事で工程を紹介してきたブラックチェリー、左が同時並行で作っていたオニグルミの器です
やばい!これはテンション上がる!ニヤニヤがとまらない!!
オニグルミの方は、この店で買った木から作ったのでとっても喜んでもらえました
そして飽きることもなく次の木材もいくつか購入
ゆっくり時間をかけて、深皿や大皿にも挑戦していきたいなと思っています
木をさわってばかりで、写真のほうを疎かにしていましたが、気づけば北海道は秋真っ盛り
散歩にも出掛けないと
Y. Kishimoto
by yasu_kishimoto
| 2014-10-19 00:56
| 製作物